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カーブのある交差点
浮川秀信・谷口 歩
2026 5/13(水)ー23(土)
PM 12-7(最終日 〜PM5)
OPEN 水・木・金・土 曜


浮川秀信、谷口歩による「カーブのある交差点」を開催します。
ピアノ線を銀ロウで接合し組み上げられた浮川の立体は、細い線がかすかに揺らぎ、見る角度によって多様な様相を現します。わずかに曲げられ、接続された線を目で追ううちに、ピアノ線特有の硬質な質感は次第に和らぎ、その輪郭は曖昧さを帯びていきます。 浮川はこのピアノ線作品を空気をつかまえる装置だと言います。
一方、谷口は細いワイヤーを編み込みながらイメージを立ち上げていきます。 一つの「わ」からスタートするカタチは連なりながら展開していきます。 繊細な手仕事の積み重ねは、内側の輪郭を外へと押し広げていく行為でもあります。
本展は、2人の作家の細い金属の線から生まれる造形で空間を構成します。硬いピアノ線と柔らかいワイヤーが、鋭くあるいは緩やかにカーブを描きながら、同じ空間で出会い交差し、鑑賞者の視覚を揺らします。
+1art
浮川秀信 UKIGAWA Hidenobu
一目一目編まれた作品に驚いた「彫刻は空間を纏う」と言うが、想いを込めて「空間を編 み込んで行く」その様に見えたからである、針金(ピアノ線)を簡単に組んで空気の出入り するフレームで箱様のモノを作っていた私にはこんな手もあったのかと驚いたのである、線を組めば箱と認識してしまう、そして見えない面が意識され中と外違う空間ができる、様に見える、そこで取りあえず空気を入れる棚を作ってみる、しかしこの辺りで進展ナシ、そこで見たのが谷口さんの作品、そうか空気を編み込むという手もあったのか、取りあえ ず空気を震わしてみよう、惑わせてみよう。
1968年 大阪学芸大学(現大阪教育大学)絵画専攻科修了。 大阪を拠点に活動。
1969年の初個展(あの画廊)、 以降ほぼ毎年個展開催(信濃橋画廊 他)、 アートナウ77(1976)、日本国際美術展(1978,’79,’81)など、70年代から彫刻作品の発表を続け 現在に至る。 近年の展覧会に猫亀屋(2025、大阪)、ギャラリー勇斎(2025、奈良)、+1art(2024、大阪)、またアートフェアーにART OSAKA2025(2022、大阪市中央公会堂)などがある。
《untitled》ピアノ線 銀ロウ付 2026 Left:1500×1500×100mm, Righr:1000×1000×50mm
谷口 歩 TANIGUCHI Ayumu
浮川さんが空気をつかまえたり、棚に空気をおさめたりすると聞いて、作品が不思議な 装置に見える。 私は? 作品において空気をどう扱ってるのかと考えてみた。 すると、私 は編むという行為の始点である「わ」(作り目)を口のようなものとして結び、捉えている 感じがする。 空気に向かって口をひらく。 外と内の間、そこから編むことで手をのばし 網をひろげ、拡張する触覚から世界を知ろうとする。 作品は私の器官のようなものかも しれないと思う。 今日のところは。
多摩美術大学大学院修了。 東京を拠点に活動。
近年の主な活動に、2026年「アートフェア東京20」、2025年「ART OSAKA」(共にギャラリー石榴)、個展「-Day by day-」(AURORA GRAN GALLERY)、グループ展にCharity&Auction「安全な一日」(+1art)、2024年「SICF25」などがある。 針金や糸等を用いた主に立体表現を制作、発表をしている。
《wirework-wave-》針金 2025
Left:190×190×103mm
©️ +1 art